倉庫間移管:タスクで倉庫間に在庫を移動
最終更新 2026-10-22
1顧客分の移管伝票を作成し承認されると、出庫倉庫に発送タスク、入庫倉庫に受入タスクが自動生成されます。輸送中在庫は両倉庫で見えますが、受入までは使えません。
WMS → 在庫 → 移管。移管は同一組織の倉庫間の移動です。同一倉庫内の移動は Move を使います。1伝票 = 1顧客のみです。
1. 伝票作成:まず顧客を選ぶ#
- 「+ 新規移管」をクリック。出庫倉庫と入庫倉庫を選択(同じ倉庫は不可)。
- 顧客 Client を選択(3PL では必須)。以降の商品・パレットはこの顧客で絞り込まれます。
- 商品行を追加:商品 + 数量(ロット指定があればロット)。出庫ロケーションは選ばず、承認時にシステムが在庫を引当します。
- 丸ごとパレット行も可能:行を「パレット」に切り替え LPN を選択。移管できるパレットだけが表示されます(1パレット1顧客)。
- 商品行とパレット行は混在できます。到着予定日や入庫先ロケーションの事前指定は任意です。
- 「作成」で下書き保存(まだ引当なし)。次に提出して承認へ(承認オフの組織では作成と同時に有効)。
2. 承認:在庫引当と発送タスク生成#
承認すると:在庫が引当され、出庫倉庫に Transfer Out タスクが生成され、詳細に両タスクが表示されます。在庫不足の行があれば承認は止まり、行と不足数が表示されます。
3. 出庫倉庫:モバイルで発送タスク(Transfer Out)#
- モバイルアプリのタスク一覧で Transfer Out タスクを開き(TRF-… 番号表示)、開始をタップ。
- 提案ロケーションに従い行ごとにピッキング。ストレージロケーションでは先にパレットをスキャン。ロットが違うとその場でブロックされます。
- パレット行:LPN をスキャンすれば丸ごと発送、個数確認は不要。バラ商品を出庫パレットに載せて発送もできます。
- 出庫ステージングへ運び「発送確定」。在庫は輸送中になり、入庫倉庫側で到着予定が見えます。
予定より少なく発送したら?
その行に実発送数を入力し、不足理由を選択(理由は「マスターデータ → 理由コード」で管理)。未発送分はその場で利用可能在庫に戻り、伝票は発送分で進みます。全行入力必須:発送できない行は 0 + 理由。
4. 入庫倉庫:モバイルで受入タスク(Transfer In)#
発送確定と同時に、入庫倉庫に Transfer In タスクが生成されます(到着予告として明細・予定日を確認可能)。デスクトップ直接モードの倉庫では、詳細からワンクリック受入(発送数量の全量)もできます。
- Transfer In タスクを開いて開始。パレット行は LPN スキャン、商品行は商品スキャン + 実受入数を入力。
- 保管ロケーション選択:通常受入と同じルールで 2〜3 件提案(事前指定があれば優先表示)。現場で変更も可能。
- 「受入確定」をタップ。受入在庫はすぐ利用可能になります。
破損や数量相違があったら?
- 破損:破損数を分けて入力し、理由と写真を残します。破損在庫として計上され、利用可能在庫には入りません。
- 不足・過剰:実数で入力し差異理由を選択。計画数や発送数を書き換えて「合わせる」のは厳禁。差異はスーパーバイザー裁定待ちとなり、伝票は「例外」表示になります。
- 作業者の担当はここまで:タスクは確認した数量で完了します。未裁定の差異が作業者をブロックすることはありません。
5. スーパーバイザー:詳細で差異を裁定#
未裁定差異のある伝票は「例外」になります。どちらかの倉庫のスーパーバイザーが詳細で裁定:損失処理(理由必須)、受入再開、過剰の確定、凍結継続。裁定はすべてタイムラインに残り、全て裁定されると伝票は完了します。
輸送中の貨物を戻したい:リコール
輸送中の伝票は通常キャンセルできません。貨物が物理的に戻ってきた場合のみ、スーパーバイザーが「リコール」(理由必須)を実行:輸送中在庫が出庫元ロケーションで利用可能に戻り、伝票はキャンセル(リコール)として閉じます。本当に戻ってきた時だけ実行してください。
ステータスフロー#
ステータス名#
- 下書き (draft)
- 提出済み (submitted)
- 承認済み (approved)
- 輸送中 (in_transit)
- 例外:差異の裁定待ち (exception)
- 完了 (completed)
- 却下 (rejected)
- キャンセル済み (cancelled)
よくある質問#
- 同一倉庫内では使えません。出庫・入庫倉庫は別である必要があります。倉庫内移動は Move(モバイルは Quick Move)を使ってください。
- 輸送中の在庫は?在庫照会の「輸送中」フィルタで確認でき、出庫元ロケーションに計上され、入庫側では到着予定として見えます。受入まではどちらも使用できません。
- タスクを誤って閉じた/見つからない場合は、スーパーバイザーが伝票詳細からタスクを再生成できます。在庫への影響や重複生成はありません。
- 2顧客分を1伝票にはできません。顧客ごとに伝票を作成してください(物理的に同じ便で運ぶのは可能です)。
- 混同注意:移管(TRF-)は自社倉庫間の移動、Move は同一倉庫内の移動、プラットフォーム入庫(TO-)は Amazon FC などへの納品で別フローです。
この記事で使った Docklify 機能#
- WMS → 在庫 → 移管:作成(顧客 + 商品/パレット行)、承認、タスク・差異裁定つき詳細
- モバイルアプリ → タスク:専用実行ページつき Transfer Out / In
- WMS → 在庫照会:「輸送中」フィルタと入庫側の到着予定ビュー
- マスターデータ → 理由コード:移管の不足・差異理由
- WMS → タスクルール → SLA:Transfer Out / In の既定 8 時間