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KPIリアルタイム値の説明

最終更新 2026-10-16

KPIカードの数字がリアルタイムでどう計算されるか:リアルタイムエンジン、15分キャッシュ、実値を持つ25件のKPI(計算式付き)、残り25件が「まだ利用不可」と表示される理由。

KPIカードの数字はKPIリアルタイムエンジンがライブ計算します——デモデータではなく、実際の業務データです。各値には計算式(note)が付きます:何を数えたか、どの期間か、どのモジュールからか。正直に計算できないKPIは、数字をでっち上げる代わりに「利用不可」と表示します。

リアルタイム値の計算方法#

エンジンは各KPIコードを実際の業務テーブル(ロケーション・受注・出荷・請求書など)にマッピングし、自テナント分のみ計算、結果を15分間キャッシュします。ウィンドウ型KPIはデフォルトで直近30日間、時点型KPI(庫容利用率・延滞売掛金など)は「今この瞬間」のスナップショットです。前年同期比較はある場合のみ付きます:ウィンドウ型KPIは同じ長さの前期間の値(prev_value)も返します。

「利用不可」はバグではなく仕様です。基礎データが一度も記録されていない場合(例:納品予定日が一度も入力されていない)、エンジンは理由付きで空値を返します——それらしい数字をでっち上げることも、デモデータを実データとして見せかけることもありません。

リアルタイム値を持つ25件のKPI#

  • 庫容利用率:在庫ありロケーション ÷ 有効ロケーション。
  • 入荷〜格納時間:受領完了 − 入荷(時間、proxy:受領タイムスタンプ)。
  • 注文履行率:履行済み ÷(総注文 − キャンセル)。
  • 注文リードタイム:注文 → 納品イベント(時間)。
  • 不足出荷率:不足行あり出荷 ÷ 出荷。
  • キャンセル率:キャンセル ÷ 総注文。
  • 平均注文単価:注文金額合計 ÷ 注文件数。
  • 定時納品率:定時POD ÷ 納期あり納品。
  • 1件あたり輸送コスト:輸送コスト合計 ÷ 件数。
  • ゲート通過時間:出門 − 入門(分)。
  • ヤード滞留時間:出門 − 入門(時間)。
  • 返品率:返品 ÷ 出荷。
  • 主要返品理由の割合:理由1位 ÷ 理由あり返品。
  • 再生再販率:restock処分行 ÷ 返品行。
  • 返品処理日数:RMA作成 → 処分(日、proxy:作成日時)。
  • 配送密度:配送件数 ÷ ルート数。
  • 発注リードタイム:発注 → 入荷(日)。
  • 仕入先OTIF:定時定量PO ÷ 入荷済みPO。
  • 売掛金回転日数:売掛残高 ÷ 日平均売上 × 日数。
  • 買掛金支払日数:買掛残高 ÷ 日平均仕入 × 日数。
  • 売掛金延滞率:延滞売掛金 ÷ 売掛金総額。
  • 平均商談金額:商談金額合計 ÷ 商談件数。
  • 燃費:走行距離(メーター差)÷ 給油量。
  • フロー成功率:成功実行 ÷ 総実行。
  • SLA達成率:SLA内解決 ÷ 解決済み。

まだリアルタイム値がない25件のKPI#

これらはエンジンのバグではありません——基礎データが記録されていないか、フィールドが空なのです。データが揃えば自動的に有効化され、コード変更は不要です。

  • 在庫回転率:原価データなし。
  • ピッキング精度:誤りが記録されていない。
  • 定時出荷率:納期データなし。
  • 入荷効率:有効な工数データなし。
  • 注文精度:出荷誤り記録なし。
  • 完全注文率:破損/書類データなし。
  • OTIF:定量データなし。
  • 初回配達成功率:記録なし。
  • マイルあたりコスト:走行距離データなし。
  • 空走率:データなし。
  • バース利用率:記録なし。
  • デマレージ費用:データなし。
  • 港湾ターンタイム:時刻データなし。
  • 1件あたり配送コスト:コスト項目なし。
  • 定時受領率:予定時刻なし。
  • 購買価格差異:標準価格なし。
  • 仕入先スコアカード:品質データなし。
  • CCC:原価データが必要。
  • 顧客別粗利率:直接原価なし。
  • リード転換率:記録なし。
  • 受注率:完了商談なし。
  • 営業リードタイム:受注なし。
  • 労働生産性:有効な工数なし。
  • 残業率:項目なし。
  • 車両稼働率:配車記録なし。

比較の見方#

ウィンドウ型KPIはprev_value(同じ長さの前期間の同指標、例:さらに前の30日間)を返します。時点型KPI(庫容利用率・DSO・DPO・延滞率)に前期間はなく省略されます。サンプルが小さい場合は分かります:sample_sizeが何件のレコードに基づくかを示します。