KPIリアルタイム値の説明
KPIカードの数字がリアルタイムでどう計算されるか:リアルタイムエンジン、15分キャッシュ、実値を持つ25件のKPI(計算式付き)、残り25件が「まだ利用不可」と表示される理由。
KPIカードの数字はKPIリアルタイムエンジンがライブ計算します——デモデータではなく、実際の業務データです。各値には計算式(note)が付きます:何を数えたか、どの期間か、どのモジュールからか。正直に計算できないKPIは、数字をでっち上げる代わりに「利用不可」と表示します。
リアルタイム値の計算方法#
エンジンは各KPIコードを実際の業務テーブル(ロケーション・受注・出荷・請求書など)にマッピングし、自テナント分のみ計算、結果を15分間キャッシュします。ウィンドウ型KPIはデフォルトで直近30日間、時点型KPI(庫容利用率・延滞売掛金など)は「今この瞬間」のスナップショットです。前年同期比較はある場合のみ付きます:ウィンドウ型KPIは同じ長さの前期間の値(prev_value)も返します。
リアルタイム値を持つ25件のKPI#
- 庫容利用率:在庫ありロケーション ÷ 有効ロケーション。
- 入荷〜格納時間:受領完了 − 入荷(時間、proxy:受領タイムスタンプ)。
- 注文履行率:履行済み ÷(総注文 − キャンセル)。
- 注文リードタイム:注文 → 納品イベント(時間)。
- 不足出荷率:不足行あり出荷 ÷ 出荷。
- キャンセル率:キャンセル ÷ 総注文。
- 平均注文単価:注文金額合計 ÷ 注文件数。
- 定時納品率:定時POD ÷ 納期あり納品。
- 1件あたり輸送コスト:輸送コスト合計 ÷ 件数。
- ゲート通過時間:出門 − 入門(分)。
- ヤード滞留時間:出門 − 入門(時間)。
- 返品率:返品 ÷ 出荷。
- 主要返品理由の割合:理由1位 ÷ 理由あり返品。
- 再生再販率:restock処分行 ÷ 返品行。
- 返品処理日数:RMA作成 → 処分(日、proxy:作成日時)。
- 配送密度:配送件数 ÷ ルート数。
- 発注リードタイム:発注 → 入荷(日)。
- 仕入先OTIF:定時定量PO ÷ 入荷済みPO。
- 売掛金回転日数:売掛残高 ÷ 日平均売上 × 日数。
- 買掛金支払日数:買掛残高 ÷ 日平均仕入 × 日数。
- 売掛金延滞率:延滞売掛金 ÷ 売掛金総額。
- 平均商談金額:商談金額合計 ÷ 商談件数。
- 燃費:走行距離(メーター差)÷ 給油量。
- フロー成功率:成功実行 ÷ 総実行。
- SLA達成率:SLA内解決 ÷ 解決済み。
まだリアルタイム値がない25件のKPI#
これらはエンジンのバグではありません——基礎データが記録されていないか、フィールドが空なのです。データが揃えば自動的に有効化され、コード変更は不要です。
- 在庫回転率:原価データなし。
- ピッキング精度:誤りが記録されていない。
- 定時出荷率:納期データなし。
- 入荷効率:有効な工数データなし。
- 注文精度:出荷誤り記録なし。
- 完全注文率:破損/書類データなし。
- OTIF:定量データなし。
- 初回配達成功率:記録なし。
- マイルあたりコスト:走行距離データなし。
- 空走率:データなし。
- バース利用率:記録なし。
- デマレージ費用:データなし。
- 港湾ターンタイム:時刻データなし。
- 1件あたり配送コスト:コスト項目なし。
- 定時受領率:予定時刻なし。
- 購買価格差異:標準価格なし。
- 仕入先スコアカード:品質データなし。
- CCC:原価データが必要。
- 顧客別粗利率:直接原価なし。
- リード転換率:記録なし。
- 受注率:完了商談なし。
- 営業リードタイム:受注なし。
- 労働生産性:有効な工数なし。
- 残業率:項目なし。
- 車両稼働率:配車記録なし。
比較の見方#
ウィンドウ型KPIはprev_value(同じ長さの前期間の同指標、例:さらに前の30日間)を返します。時点型KPI(庫容利用率・DSO・DPO・延滞率)に前期間はなく省略されます。サンプルが小さい場合は分かります:sample_sizeが何件のレコードに基づくかを示します。