ピッキング戦略シナリオ:どのパレットから取るか
倉庫・荷主・商品ごとにローテーション(FIFO / FEFO / LIFO / FMFO / LEFO)を設定し、8つのシーンテンプレートから開始。モバイルアプリが理由付きで最適なパレットを提案します。
同じ商品が複数のパレットにあるとき、どれから取るかを決めるのがピッキング戦略です。WMS → Task Rules → ピッキングタブ上部の「ピッキング戦略」パネルで設定します。

まず適用チェーンを理解する#
戦略は4レベルで設定でき、設定された最上位が優先します:商品 → 荷主 → 倉庫 → システム既定(FIFO)。パネルはこのチェーンを描き、現在有効なレベルを強調します。
顧客セレクターが「すべて」のときは倉庫レベル、特定の荷主を選ぶとその荷主レベルを編集します(ボタンは「この荷主に適用」に変わります)。商品レベルは Master Data → 商品 → 「ピッキングローテーション」で設定します。
クイックスタート:シーンテンプレートを適用#
8つのシナリオが一般的な倉庫タイプをカバーします。各カードの「詳細」で内容を確認し、「適用」を押すと現在のレベルに値がコピーされ、すぐに保存されます。
- 汎用倉庫(デフォルト):シンプルな FIFO。一般貨物の出発点。
- 食品・飲料流通:FEFO+残パレット優先、残存期間75%以上、30日以内は提案しません。
- 医薬品・医療:FEFO+ロット指定オン+厳格な90日ブロック。
- 化粧品・日用品:FEFO+残パレット優先、60日ブロック。
- EC小売:FIFO、ピックフェース優先→最寄り。高速ピースピッキング向け。
- フルパレット卸:FIFO+フルパレット優先。
- 自動車部品・タイヤ:FMFO+フルパレット優先+ロット指定オン。
- 建材・大宗:LIFO+ステージング優先。
適用後、カードには「使用中」と表示されます。その後シナリオの値を1つでも変えると「カスタム」に変わります。バッジは常に実際に有効な値を反映します。
手動で調整も可能#
- ローテーションは5つから1つ:FIFO、FEFO、LIFO、FMFO、LEFO。
- 優先チェーン:ローテーションの後に順に適用されるタイブレーカー。FIFO/LIFO では同日入庫のロットは同一バッチ扱いとなり、数時間差で届いても優先がその間で決めます。順序が重要です。
- ロット指定:オンにすると伝票指定のロットをピックします。
- 最低残存賞味期間:この割合未満のロットは提案されません(手動で取ることは可能です)。
- 期限間近ブロック:この日数以内に期限切れとなるロットは提案されません。
フォームで値を変更し、「戦略を保存」を押します。荷主レベルではその荷主にだけ保存されます。
ピッカーにはどう見えるか#
モバイルのピッキングタスクでは、推奨ロケーションの横に推奨パレットと理由(例:「FEFO · 期限 2026-11-05」)が表示されます。パレット選択では推奨パレットが上に固定され、「推奨」タグが付きます。
正直な注意点:FEFO設定でもロットに期限が登録されていない場合、システムはFIFO順に戻り、理由にもその旨が表示されます。入荷時に期限を登録してください。
クイックリファレンス:この記事の Docklify 機能#
- ピッキング戦略パネル:WMS → Task Rules → ピッキングタブ。
- 顧客セレクター:Task Rules 右上。
- 商品ピッキングローテーション:Master Data → 商品。
- モバイル推奨パレット:ピッキングタスクとパレット選択。