宅配拠点の立ち上げガイド:集荷・仕分けウォール・配送
最終更新 2026-10-13
宅配拠点がLastMileで集荷オーダー、仕分けウォール、VRPルート計画、ドライバー配送を運用する方法。

このガイドは宅配拠点・地域配送ステーション向けです。LastMileは一連の作業チェーンをカバーします:顧客が集荷オーダーを作成 → ドライバーが集荷 → 拠点に戻ってウォールに仕分け → ルート別に積み込み → ドライバーが配送して配送証明を取得。以下の4ステップで、初日から稼働できます。
ステップ1:集荷オーダーを作ってドライバーを手配#
- 集荷オーダーを作成します。番号はLMP-000001のように自動採番されます。連絡先・電話番号・住所・荷物数・集荷時間帯は必須です。情報が不十分だとドライバーが無駄足になります。
- ドライバーに手配します。集荷オーダーはドライバーアプリの「今日のタスク」にすぐ表示されます。
- ドライバーが集荷に伺います。時間帯どおりに訪問し、アプリでステータスを「未対応」→「対応中」→「完了」とワンタップで切り替えます。
- 集荷失敗には理由が必須です。不在・住所違い・荷物未準備はいずれも失敗ですが、理由の入力が必須です。このデータが集荷成功率の改善材料になります。
- 荷物を拠点に持ち帰ります。ドライバーが戻ったら、仕分けウォールのフロー(ステップ2)に進みます。
ステップ2:仕分けウォール作業#
- まずスロットを設定します。各スロットは route_id または zone のいずれか(つまり「このスロットの荷物はどのルート・どの区域か」)に必ず紐づけます。これがないと、スキャン時に配置先を推薦できません。
- スキャンで仕分けします。荷物のバーコードをスキャンすると、対応する配送オーダーまたは集荷オーダーに自動で紐づき、当日 open(受入中)状態のスロットを推薦します。作業員は案内どおりに荷物をスロットに入れます。
- いっぱいになったスロットは full にします。スロットが満杯になるとステータスが full になり、推薦対象から外れます。作業員は隣のスロットに移ります。
- 積み込み後にスロットを閉じます。スロット内の荷物をすべて車両に積み込んだらステータスを closed にし、次の波のために解放します。
- 例外荷物は例外エリアへ:バーコードが読めない・持ち主不明の荷物は無理にスロットに入れず、例外エリアで個別対応します。ウォール全体のデータを汚しません。

ステップ3:ルート計画と配送#
- ルートを作成します。番号はLMR-000001のように自動採番されます。配送すべき配送オーダーと集荷オーダーをルートに紐づけます。これがVRP最適化の入力になります。
- VRP自動最適化:3つのモードから用途に合わせて選びます——balanced(距離と時間のバランス)、fastest(総時間を最短に)、eco(走行距離を最短に)。配送先は時間帯指定に対応し、最適化結果は自動で矛盾を回避します。
- 配送先は順番に番号付けされます。最適化後の配送先は配送順に番号が振られ、ドライバーアプリには「1件目 → 2件目 → …」と表示されます。自分で順番を考える必要はありません。
- ドライバーアプリで配送します。自分のルートが「今日のタスク」に表示され、各配送先を「移動中 → 配送済」とワンタップで切り替えます。ステータスはリアルタイムで配車側に同期されます。
- 配送証明(POD)の取得:配達時に受取人に電子署名をもらい、写真を撮影します。署名+写真で配送証明が完成です。
ステップ4:例外と返品#
- 返品オーダー:顧客から返品依頼があったら返品オーダーを作成します。番号はLRT-000001のように自動採番されます。返品集荷も通常の集荷と同じドライバーフローで回します。
- 仕分けウォールの例外荷物:スキャンできない荷物はまず例外エリアへ。持ち主が判明してから、ウォールに載せる・返送する・廃棄するを判断します。
- ドライバーマスタは共通:ドライバー情報は shared_drivers に一元管理され、TMS・Drayage・LastMile の3システムで共有されます。退職や車両変更も一度の修正で済みます。
- 顧客向け追跡:エンド顧客は追跡リンクで「集荷済 → 輸送中 → 配送中 → 配送完了」を確認できます。「荷物はどこ?」の問い合わせ電話が減ります。
立ち上げのヒント:最初の1週間は「スロット–ルート/区域」の紐づけを徹底してください。紐づけが正確なほどスキャン時の推薦命中率が上がり、仕分け作業員はほとんど考えずに済みます。仕分けのリズムが安定したら、VRP自動最適化をオンにして手動の順序決めを置き換えましょう。